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平成十九年二月二十七日提出
質問第九〇号

二〇〇二年九月十二日の日米首脳会談に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




二〇〇二年九月十二日の日米首脳会談に関する質問主意書


一 首脳会談について、事実と異なる内容を記者にブリーフィングすることが認められると外務省は認識しているか。認められるならば、その法令上の根拠を明らかにされたい。
二 外務省が、首脳会談について事実と異なる内容のブリーフィングを記者に対して行った直近の二例を明らかにされたい。
三 二〇〇二年九月十二日に行われた日米首脳会談(以下、「日米首脳会談」という。)の場所及び日本側同席者全員の官職氏名を明らかにされたい。
四 「日米首脳会談」後、ブリーフィングが行われたと承知するが、その記録が外務省に保管されているか。
五 『文藝春秋』二〇〇七年三月号に手嶋龍一氏が執筆した「小泉訪朝 破綻した欺瞞の外交」という論文(以下、「手嶋論文」という。)において、
 「首脳会談を終えて両首脳の発言ぶりが記者団にブリーフィングされた。その記録によれば、ブッシュは『北朝鮮訪問を心から歓迎する。早く結果を聞かせてほしい』と訪朝に支持を表明したとされる。そのうえで、『首相訪朝までに、米国がもっている北朝鮮に関する情報を出来る限り提供したい』と述べた。そして『アメリカとしても対話の道を閉ざしていないと北朝鮮側に伝えてほしい』と伝言を託したことになっている。『ブッシュ大統領、北朝鮮へ伝言』の記事が、在日アメリカ大使館経由でワシントンに伝えられると、ホワイトハウスの当局者から憤りの声が挙がった。『大統領は、日本の首相に伝言など託していない。日本側がメッセージを伝えたいと持ちかけてきたのは事実だが、大統領がそれに応じるはずなどない』
 日本側は、ホワイトハウスが小泉訪朝を支持していることを内外に何とか印象付けようと大統領発言を粉飾したのである。日米同盟史上に起きてはならない事態だった。」
という記述があることを外務省は承知しているか。
六 「日米首脳会談」後の日本側ブリーファーが、ブッシュ米大統領が「アメリカとしても対話の道を閉ざしていないと北朝鮮側に伝えてほしい」との趣旨の伝言を日本側に託したとの発言をしたという事実があるか。
七 日本側ブリーファーが、ブッシュ米大統領が行っていない発言を同大統領の発言として説明した事実があるか。
八 「手嶋論文」における「日本側は、ホワイトハウスが小泉訪朝を支持していることを内外に何とか印象付けようと大統領発言を粉飾したのである。日米同盟史上に起きてはならない事態だった」という評価は妥当であると外務省は認識しているか。
九 「手嶋論文」について外務省が手嶋龍一氏に対して意見を伝えたという事実があるか。

 右質問する。



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