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平成十九年五月二十八日提出
質問第二六三号

我が国の対アフリカ外交についての官房長官秘書官の発言に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




我が国の対アフリカ外交についての官房長官秘書官の発言に関する質問主意書


一 二〇〇七年五月二十五日発売の日刊ゲンダイが、「五年目の新事実 ムネオ排除は福田康夫サイドの指示? アフリカ大使に『官邸の意向』を伝える」との見出しで、
 「鈴木宗男議員と佐藤優外務省分析官が逮捕されて来月で五年がたつ。鈴木は議員に復活し、佐藤は作家となって大宅賞を受賞する活躍ぶりである。一連のムネオ事件が国策捜査だったことは周知だが、その仕掛けが福田康夫官房長官(当時)サイドだったという証言が出てきた。
 鈴木事務所の秘書だったムウェテ・ムルアカ氏が、二十二日にカメルーン共和国のレセプションに出席した際、カメルーンの記者がこんな話を教えてくれたという。
 『ムネオ疑惑が騒がれる前、カメルーン大使が、福田官房長官の秘書官から政府の意向としてこう伝えられた。@鈴木とムルアカに関わる人間(外国人)はわが国に不利益をもたらすA鈴木議員に相談することはあなた方の不利益になる』
 この記者はアフリカ外交団会議にも出席するベテランで、日本の外務省にも詳しいという。ムルアカ氏が言う。
 『私のパスポート偽造話も後に事実無根と分かりましたが、これは外務省が流したものでした。外務省と福田さんサイドは鈴木さんの関係者を徹底排除するつもりだったのでしょう』
 諸外国大使は官邸の意向だと言われれば従わざるを得ない。福田サイドの指示が事実なら外交上の大問題だろう。」
という記事(以下、「日刊ゲンダイ記事」という。)を掲載している事を外務省は承知しているか。
二 「日刊ゲンダイ記事」に書かれている時期に、福田康夫官房長官の秘書官を務めていた人物(以下、「秘書官」という。)の氏名を明らかにされたい。
三 「秘書官」は、現在も外務省に在職しているか。在職しているならば、現在の官職を明らかにされたい。
四 「日刊ゲンダイ記事」に書かれている、在日本カメルーン共和国特命全権大使(以下、「カメルーン大使」という。)を務めていた人物の氏名を明らかにされたい。
五 「秘書官」と「カメルーン大使」が「日刊ゲンダイ記事」にあるような会見を行った事実があるか。あるならば、右会見が行われた日にち、時間、及び場所を明らかにされたい。
六 五の会見において、「秘書官」が「日刊ゲンダイ記事」に書かれているような発言をしたという事実があるか。
七 六の「秘書官」の発言は適切なものと考えるか。外務省の見解如何。

 右質問する。



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