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平成十九年六月四日提出
質問第三一六号

ラブロフ・ロシア外相による北方領土訪問に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




ラブロフ・ロシア外相による北方領土訪問に関する質問主意書


一 二〇〇七年六月四日付の朝日新聞二面に、「ロシア外相 北方領土を訪問」との見出しで、
 「ロシアのラブロフ外相は三日、北方領土の国後、色丹両島と歯舞諸島の水晶島を訪問した。ロシア外相の北方領土訪問は初めて。訪問後、外相は北方領土問題について『領土問題に関する日ロの立場は正反対だ。解決の方式は見いだされていない』と述べた。
 六日からのドイツでの主要八カ国首脳会議(サミット)時の日ロ首脳会談を前に、北方四島への日本の主権を主張する日本側に、妥協する用意がないことを示すのが狙いとみられる。イタル・タス通信などによると、外相は『引き続き両国に受け入れ可能な領土問題の解決策を探る用意がある』としつつ『解決策は(ヤルタ協定で四島のソ連引き渡しを決めた)第二次大戦の結果を基礎にするべきだ』と、これまでの主張を繰り返した。
 色丹島で外相は、九四年の地震で壊れ、昨年再建された学校を訪問した。学校で日本語を学ぶ生徒たちから日本語で『サクラ』の歌を披露された外相は『こんな風に日本との交流を強化する必要がある』と語った。」との記事(以下、「朝日記事」という。)を掲載している。「朝日記事」にある様に、ロシアのラブロフ外相が北方領土の国後、色丹両島と歯舞諸島の水晶島を訪問した(以下、「ラブロフ訪問」という。)というのは事実か。
二 外務省は「ラブロフ訪問」をいつ知ったか。
三 「ラブロフ訪問」に関して、ロシア側から日本側に何らかの事前通告がなされたか。
四 三の事前通告が行われたのならば、それは日本国内とロシア国内のいずれにおいてなされたか。
五 三の事前通告が行われたのならば、ロシア側の誰から日本側の誰に対してなされたか。
六 三の事前通告が行われたのならば、その内容を明らかにされたい。
七 三の事前通告が行われたのならば、それに対する日本側の対応如何。
八 過去に日本の現職の閣僚が北方領土を訪問したことがあるか。あるのならば、その時期と閣僚の官職氏名を明らかにされたい。
九 「ラブロフ訪問」に対する外務省の評価如何。
十 今回ラブロフ・ロシア外相が択捉島を訪問しなかったことに対して、外務省はどのような評価をしているか。
十一 ロシアが北方領土の中で択捉島を除く国後島、色丹島、歯舞諸島の三島のみを日本に返還する可能性があるという認識を外務省は有しているか。

 右質問する。



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