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平成二十年四月四日提出
質問第二六七号

イランで誘拐された邦人の解放に向けての政府の取組に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




イランで誘拐された邦人の解放に向けての政府の取組に関する質問主意書


一 本年四月三日付の毎日新聞は、「イラン誘拐 中村さん解放で合意 治安当局と武装勢力側 半年ぶり解決へ」との見出しで、昨年十月にイラン南東部を旅行中に大学生の中村聡志さんが誘拐された事件につき、イラン治安当局と犯行グループが解放交渉で合意に達したと報じているが、政府、特に外務省は右の記事(以下、「毎日記事」という。)を承知しているか。
二 「毎日記事」の内容通り、中村さんは解放されるのか。
三 「毎日記事」が中村さんの解放を報じた一方で、同日の記者会見で町村信孝官房長官は中村さんについて、「昨日の時点で元気だと確認されている。解放については、現地大使館はそういう状況だという確認はとっていない」と述べているが、政府、特に外務省は中村さん解放に向けてのイラン治安当局と犯行グループとの交渉について、十分な情報を有していないのか。
四 昨年十二月十八日に閣議決定された政府答弁書(内閣衆質一六八第三一五号)で政府は「政府の取組は、先の答弁書(平成十九年十一月九日内閣衆質一六八第一七九号)四及び五についてで述べたとおりであり、その後、平成十九年十一月六日から十二月十二日までの間にも緊急対策本部会議を二回開催した。」と答弁しているが、右答弁にある緊急対策本部会議は、昨年十二月十二日以降いつ開催されているか説明されたい。
五 政府、特に外務省は、中村さん解放に向けてイラン政府にどの様な働きかけをしてきたのか。具体的かつ詳細に説明されたい。

 右質問する。



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