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平成二十年四月九日提出質問第二七九号
スマートインターチェンジにおける社会実験に関する質問主意書
提出者 岡本充功
スマートインターチェンジにおける社会実験に関する質問主意書
スマートインターチェンジ建設に関する地方自治体の要望は、各地より寄せられており、建設を通じ地域経済の活性化を図ることは必要と考えている。しかしながらその建設を求めるあまり、その需要を水増し利用実績で操作することはあってはならない。今般報道された福島県会津美里町の新鶴スマートインターチェンジの例を基に、その実態を解明することは重要と考える。
従って、次の事項について質問する。
二 新鶴スマートインターチェンジは、平成十七年末に実験を開始し昨年四月に本格導入されたと承知している。本格導入後の新鶴スマートインターチェンジの利用実績如何。会津美里町は平成十八年十二月に補正予算を組み町職員が公用車で磐越道を走行し、新鶴スマートインターチェンジを通過し、一日約百回近い利用実績の水増しをしていたとの報道があるが事実関係如何。事実であるならば、この水増し実績作成に必要となったETC使用料、ガソリン等燃料代、公用車の減価償却費、さらには人件費等の金額とその総額につき回答を求める。その中で道路特定財源からの支出分はいくらになるのか回答を求める。さらに新鶴スマートインターチェンジの設置費用負担は国、県、町それぞれいくらになるのか、加えてETC車専用出入り口と一般道までのアクセス道路の建設費用負担は国、県、町それぞれいくらとなるのか回答を求める。その中で道路特定財源からの支出分はいくらになるのか回答を求める。
三 利用実績が不自然に増加したり、減少したりしたスマートインターチェンジは、水増ししていた恐れもあると考えるが見解如何。この懸念に基づき前年同月比二割以上の利用実績増や逆に減少した試行中のスマートインターチェンジはあるのか、その全ての名称について回答を求める。さらに本格導入実施後の試行期間に比べて二割以上の利用実績減少を認める全てのスマートインターチェンジの名称につき回答を求める。
右質問する。