質問本文情報
平成二十年四月九日提出質問第二八〇号
特定検診・保健指導の必要性に関する再質問主意書
提出者 岡本充功
特定検診・保健指導の必要性に関する再質問主意書
特定検診・保健指導の必要性に関する質問主意書に対する答弁書(内閣衆質一六九第二二九号)(以下「答弁書」という。)においても明らかとなっていない箇所がある。
従って、次の事項について再質問する。
二 特定検診等に要する費用につき、現時点では把握していないと答弁されたが、その費用がいくらになるかが判明しなければ政策としての費用対効果が見積もれないこととなる。従って早急に把握すべきと考えるが見解如何。また、把握していない理由について説明を求める。
三 内科学会等八学会によらず、政府としてメタボリックシンドロームの診断基準について科学的知見の集積を行う考えはないのか回答を求める。また、行わない場合は特定保健指導の対象者を選定し、医療費の適正化を図るとする政策の根幹とも言える診断基準を公益性が高いとは言え、内科学会等の民間団体の診断基準にのみ依拠している理由について説明を求める。
四 小児におけるメタボリックシンドロームの診断基準が未だに確立しない中、愛知県碧南市では、小学四年生にメタボリックシンドロームの診断を行うとの報道があるが政府として承知しているのか回答を求める。診断基準も無いまま健康診断をすることは公金の無駄遣いと考えるが見解如何。現時点での小児への特定検診・保健指導は医療費の適正化の観点からその意義が不明であるだけではなく、いじめの根拠となることも考えられ、慎重な対応を求めることを通知するべきと考えるが見解を求める。
右質問する。