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平成二十年五月二十一日提出
質問第四〇七号

国際比較における我が国の政府開発援助の高コスト体質に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




国際比較における我が国の政府開発援助の高コスト体質に関する質問主意書


 本年五月二十日の新聞は、財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会の部会が、我が国の政府開発援助(ODA)のうち、二〇〇一年度から二〇〇八年度に予算執行された事業に対する調査結果(以下、「調査結果」という。)を発表し、我が国のODAが英国等他国と比較して高コストになっていると指摘したと報じている。右を踏まえ、以下質問する。

一 「調査結果」によると、タンザニアで実施された我が国の無償資金協力による計二百七十二教室分の小学校建設について、総事業費は約十二億四千万円で一教室当たり約五百五十七万円かかったが、同国で英国が実施した同種の事業は約五十万円から約七十万円で、我が国の事業は右と比較して八倍から十一倍ものコストがかかっていたとのことである。また、カメルーンでの小学校建設についても、我が国が実施した事業は国際機関の貸付事業の一.六倍から二.三倍であり、カンボジアの道路改修工事では一キロメートル当たりの費用がアジア開発銀行の貸付事業の二.四倍であったとのことであるが、外務省は右の様に指摘する「調査結果」を承知しているか。
二 「調査結果」が指摘していることは事実か。我が国のODA事業は、なぜ他国と比較してこの様にコストが高いのか。
三 「調査結果」に対する外務省の認識如何。我が国のODA事業は他国と比較して高コストであるとする「調査結果」について、外務省としてどの様な認識を有しているか。
四 「調査結果」を受けて、コスト査定等、外務省としてODA事業のあり方を見直す考えはあるか。

 右質問する。



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