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平成二十年十一月十七日提出質問第二四九号
泥酔により負傷した海上自衛隊員の搬送等に関する再質問主意書
提出者 鈴木宗男
泥酔により負傷した海上自衛隊員の搬送等に関する再質問主意書
「前回答弁書」(内閣衆質一七〇第一八三号)を踏まえ、再質問する。
二 「前回答弁書」では、P3C哨戒機の本来の役割について「海上自衛隊の固定翼哨戒機P−三Cは、対潜戦、警戒監視、武装工作船等への対応、海上における遭難者等の捜索・救助、急患輸送等の様々な用途に使用されるものである。」との答弁がなされているが、「一等海曹」の様に、自衛隊内規を破り、自己の不注意でケガをした自衛官を手当するための搬送は、P3C哨戒機の本来の役割に含まれるか。
三 「前回答弁書」では、P3C哨戒機を用いた「一等海曹」の搬送に係った費用は約百八万円であるとされているが、右費用は誰が負担するものか。「一等海曹」個人に対して請求がなされるのか、それとも海上自衛隊の予算における支出項目として処理され、国民の税金が充てられるのか。
四 「前回答弁書」では、今回の「一等海曹」の騒動に対して「防衛省としては、現在行われている事実関係の調査結果に基づいて関係者を処分する等、厳正に対処したいと考えている。」との答弁がなされている。今回の「一等海曹」の騒動は、一自衛官自身の不注意、軽率な行動が引き起こしたものであり、他の様々な不祥事も加わり、現在深刻化している国民の防衛省に対する信頼低下に更に拍車をかけるものであると考える。防衛省においては、「一等海曹」本人はもちろん、直属の上司はじめ関係者に対して厳正な処分を下し、再発防止の徹底が何より求められると思料するが、右答弁にある「事実関係の調査」を防衛省はいつ頃までに完了させる予定でいるのか説明されたい。
右質問する。