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平成二十年十一月二十五日提出
質問第二七七号

米国原子力潜水艦の我が国への無通報寄港に対する政府の対応等に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




米国原子力潜水艦の我が国への無通報寄港に対する政府の対応等に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一七〇第二二九号)を踏まえ、再質問する。

一 本年十一月十日午前十時頃、米海軍の原子力潜水艦プロビデンスが、一九六四年八月の声明に反して我が国政府への事前通報なしに沖縄県うるま市の米軍施設ホワイトビーチ沖に寄港(以下、「事前通報なしの寄港」という。)する騒動が起きた。「前回答弁書」で外務省は、「本件事案について、外務省が初めて知ったのは平成二十年十一月十日午前十時四十五分頃であり、直ちに関係方面と連絡を取るとともに、事実関係の確認等を行った。」としているが、右答弁にある「関係方面」とはどこか、具体的に明らかにされたい。
二 「事前通報なしの寄港」についての報告が、中曽根弘文外務大臣、伊藤信太郎、橋本聖子両外務副大臣、西村康稔、御法川信英、柴山昌彦各外務大臣政務官になされたのは、それぞれいつか明らかにされたい。
三 二の報告がなされた時点から、中曽根大臣はじめ副大臣、大臣政務官よりどの様な指示が外務省のどの部署になされたのか明らかにされたい。
四 「前回答弁書」で外務省は、「事前通報なしの寄港」を巡っての米国側とのやりとりについて「同日午前、西宮外務省北米局長が、ズムワルト在京合衆国大使館筆頭公使に対して、本件事案の事実関係の詳細な説明、原因究明及び再発防止の徹底を申し入れるとともに、事前通報がないままに米原子力潜水艦が入港したのは極めて遺憾である旨の抗議を行った。これに対し、同日午後、同公使から、本件事案は、合衆国海軍の内部の連絡ミスが原因であるが、通報がなされない形で米原子力潜水艦プロヴィデンスが寄港したことは合衆国側としても誠に遺憾であり、再発防止に努めたいとの説明があった。なお、その際同公使から合衆国海軍の内部の連絡ミスについて詳細な説明は受けていない。」と答弁しているが、右の本年十一月十日午後の、西宮局長からの抗議を受けてのズムワルト公使の説明は、どの様な形で、どこの場所で行われたか。西宮局長の下を訪れての、または、電話による説明か。
五 四の答弁には、「事前通報なしの寄港」が起きた原因である米国海軍の内部の連絡ミスについて、詳細な説明を受けていないとあるが、我が国として、そもそも連絡ミスの詳細な説明を求めていたか。
六 五で、求めていなかったのならば、それはなぜか。どの様な連絡ミスにより「事前通報なしの寄港」が起きたのか、可能な限り説明を求めるのが筋ではないのか。
七 五で、求めていたのならば、その説明がなされていないということは、米国側がそれを拒んだということか。
八 政府として、「事前通報なしの寄港」を引き起こした、米国海軍内部における連絡ミスの詳細について聞かないまま、四の答弁におけるズムワルト公使の説明をもって、同事案における日米両国の対応は終了したと考えているのか。

 右質問する。



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