質問本文情報
平成二十年十一月二十八日提出質問第二九四号
韓国国会に発議された対馬に係る決議及び対馬の現状に対する政府の認識等に関する第三回質問主意書
提出者 鈴木宗男
韓国国会に発議された対馬に係る決議及び対馬の現状に対する政府の認識等に関する第三回質問主意書
「前回答弁書」(内閣衆質一七〇第二三〇号)並びに「前々回答弁書」(内閣衆質一七〇第一七一号)を踏まえ、再度質問する。
二 麻生総理は、韓国資本による対馬の不動産買い占めについて、かつて「合法的に買われている」と特段問題視しない旨述べていたと承知するが、現在も問題視しない考えに変化はないか。
三 韓国資本による不動産買い占めや、本年七月二十二日、韓国国会において五十人の韓国国会議員により発議された、我が国の対馬も韓国の領土であるとする決議(以下、「決議」という。)等、対馬に係る問題についての見解は、政府部内で統一されているか。
四 一で、政府として問題視するに至ったのなら、改めて今後何らかの方法により、韓国資本による対馬の不動産買い占めについて調査等を行い、詳細を把握する考えでいるものと理解してよいか。確認を求める。
五 「決議」について、「前回答弁書」で政府は「対馬が我が国固有の領土であり、大韓民国政府も対馬を同国の領土として認識していないことは明らかであるとの認識に基づき、引き続き、大韓民国国会の動向等について、注視するとともに、必要に応じて大韓民国政府の注意を喚起する等、適切に対応していく考えである。」と答弁している。前回質問主意書で触れた様に、「決議」は韓国議会全議席数二百九十九の約六分の一に当たる五十人の国会議員により発議されており、単純に計算するならば、右の比率は我が国国会における全議席数七百二十二のうちの約百二十人に相当し、発議した議員数は、勢力として決して小さなものではないと考える。右五十人の国会議員は、韓国国民の負託を受けて選出された議員であり、「決議」の背景には、対馬が韓国の領土であると認識している相当数の韓国国民の意識があるものと考えるところ、現在政府が「対馬が我が国固有の領土であり、大韓民国政府も対馬を同国の領土として認識していないことは明らかである」と言う様に、今後韓国世論の動向によっては、右の韓国政府の認識にも何らかの変化が生じる可能性もあると思料するが、右に対する政府の見解如何。
右質問する。