質問本文情報
平成二十年十二月十五日提出質問第三四七号
北方領土問題と竹島問題に対する政府の取組が著しく異なる理由等に関する再質問主意書
提出者 鈴木宗男
北方領土問題と竹島問題に対する政府の取組が著しく異なる理由等に関する再質問主意書
「前回答弁書」(内閣衆質一七〇第三一一号)並びに「政府答弁書」(内閣衆質一七〇第二九三号)を踏まえ、再質問する。
二 一で、なされたことがあるのなら、その直近五事例を明らかにされたい。
三 一で、なされたことがないのなら、その理由を明らかにされたい。
四 本年十一月二十二日、佐藤勉内閣府沖縄北方担当大臣が北方領土視察のため根室市を訪問した。右に関し、北方領土問題と並び我が国が抱える領土問題の一つである竹島問題について、この度の佐藤大臣による北方領土視察の様に、我が国の国務大臣による竹島の視察(以下、「視察」という。)はこれまで行われたことがあるか否か、また、あるのなら、その日にち、国務大臣の氏名、視察方法等を、ないのなら、その理由を明らかにされたいと問うたところ、「政府答弁書」では「お尋ねについては、調査に膨大な作業を要することから、お答えすることは困難である。」との答弁がなされている。右答弁で政府が、答弁することが困難であるとしているのは、@「視察」がこれまで行われたことがあるか否かについての調査をすること、A「視察」が行われていることは確かだが、その日にち、国務大臣の氏名、視察方法等についての調査をすることのどちらについて、「膨大な作業を要することから、お答えすることは困難である」と答弁しているのか、明確な説明を求める。
五 一と四の答弁は、要するに、国務大臣はじめ政府職員による、最終的には竹島問題の解決を目指した、竹島問題と密接な関係を持つ地方自治体の長または職員、住民との意見交換または竹島の視察等を目的とする、隠岐の島町等、竹島問題と密接な関係を持つ地方自治体への訪問は、これまで一切なされたことがないということを指しているのではないか。
六 政府として今後、北方領土問題だけではなく竹島問題についても、五で述べた趣旨の国務大臣はじめ政府職員による隠岐の島町等、竹島問題と密接な関係を持つ地方自治体への訪問を行うべきではないのか。政府の見解如何。
右質問する。