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平成二十二年二月十日提出
質問第一〇九号

政権交代時における内閣官房機密費の支出等に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




政権交代時における内閣官房機密費の支出等に関する再質問主意書


 昨年十一月二十一日の新聞報道によると、第四十五回衆議院議員総選挙が行われた二日後の同年九月一日、前政権の河村建夫内閣官房長官により、二億五千万円の内閣官房機密費が引き出されていたとのことである。右と「前回答弁書」(内閣衆質一七四第五五号)を踏まえ、再質問する。

一 昨年八月の第四十五回衆議院議員総選挙において、鳩山由紀夫代表率いる民主党は、官僚政治打破、国民目線に立った、生活者第一の政治の実現を訴えていたと承知する。また機密費についても、支払記録を作成し、一定期間後に公表することを義務付ける等、その透明性確保を図ることを主張していたと承知するが、確認を求める。
二 一の機密費のあり方についての主張は、鳩山代表率いる民主党として、国民に約束したことであると思料するが、確認を求める。
三 前文で触れた様に、衆院選後、前政権により全て使い切る形で二億五千万円もの機密費が引き出されていたことにつき、前回質問主意書で平野博文内閣官房長官の見解を問うたところ、「前回答弁書」では「内閣官房報償費は、取扱責任者であるその時々の内閣官房長官が、その都度の判断で最も適当と認められる方法により使用することとされている経費であり、お尋ねの内閣官房報償費についても、前政権における当時の取扱責任者である河村建夫前内閣官房長官の判断により執行されたものであると考える。」との答弁がなされている。右は、平野長官として、河村前長官により、衆院選後に全て使い切る形で二億五千万円もの機密費が引き出されていたことについて何の問題意識も有しておらず、適切であったと認識しているということか。平野長官自身による明確な答弁を求める。
四 三で、平野長官として、河村前長官による二億五千万円の機密費の使い切りについて何の問題意識も有しておらず、適切であったと認識しているのなら、それは一で触れた、衆院選において民主党が訴えていたことと異なり、国民に対してウソをついたことになるのではないか。平野長官自身による明確な答弁を求める。
五 「前回答弁書」では、「鳩山内閣としては、内閣官房報償費の取扱責任者である内閣官房長官が、来年度一年間を通じて内閣官房報償費を責任を持って執行し、その使途等を検証していくこととしている。」との答弁がなされているが、右の検証は誰の責任の下、どの様な方法によって、何を明らかにすべく行われる予定であるのか、具体的に説明されたい。

 右質問する。



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