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平成二十二年二月十二日提出
質問第一一三号

内閣総理大臣公邸の風呂場改修工事等に関する質問主意書

提出者  高市早苗




内閣総理大臣公邸の風呂場改修工事等に関する質問主意書


 鳩山内閣は、事業仕分けによって税金の無駄遣いを無くすという姿勢をアピールされたが、事業仕分けによって、地方の山村が数十万円単位の予算で熱心に取り組み、高い評価を得ていた事業にまでメスを入れた。事業の意義や現場の声につき、十分に把握されずに判断が行われていたことに、大きな不満の声が上がっている。
 当然、鳩山総理大臣自らも、総理大臣官邸や公邸の維持にかかる費用については、国民の貴重な税金を充てているものであることから、十分にその必要性や緊急性を検証して節約に励んでおられるものと考える。
 昨秋来、複数の国家公務員から、鳩山総理大臣ご夫妻にとって不名誉と思われる情報を耳にしている。
 昨年の政権交代後、鳩山総理大臣ご夫妻が総理大臣公邸に住居を移されるにあたって、鳩山幸総理大臣夫人が「麻生前総理大臣が入った風呂には入りたくない」という理由から、内閣官房報償費(いわゆる機密費)から約一千万円を使用して、風呂場の改修工事が行われたという内容である。この総理大臣公邸の風呂場改修の件こそが、野党時代には国会で熱心に内閣官房報償費の使途公開を求めておられた鳩山総理大臣が、政権をとった後には使途公開に消極的な姿勢に転じられた原因であるとも指摘されている。
 あくまでも複数の国家公務員から伺った話であることから、真偽は判断できないものの、総理大臣ご夫妻にとっては不名誉な噂だと考えることから、十分な説明を求めたい。
 従って、次の事項について質問する。

一 総理大臣公邸の改修工事内容について
 1 平成二十一年の政権交代後、平成二十二年二月十日までの間に、内閣総理大臣公邸で実施された全ての工事について、その内容と所要費用について、明らかにされたい。
 2 前問の工事費用は、それぞれ、どのような予算費目から支払われたのか。
二 平成二十一年の政権交代後、平成二十二年二月十日までの間に、内閣総理大臣公邸で新たに購入された全ての備品名と、所要費用金額と、代金支払いの原資について、明らかにされたい。
三 総理大臣公邸の風呂場改修工事について
 1 平成二十二年二月十二日の衆議院予算委員会において、自由民主党の与謝野馨委員からの質問に対し、鳩山総理大臣は、「総理大臣公邸の風呂場改修と洗濯機の取替え」を認める答弁をされているが、総理大臣公邸の風呂場は、旧総理大臣官邸を公邸として使用することとなった折に設置されたものであり、まだ新しい設備であると理解している。改修をしなければならないと判断した理由は何か。
 2 総理大臣公邸風呂場改修につき、例えば、バスタブ、風呂場床、水道設備、脱衣所、洗面台など、設備ごとに改修箇所の詳細とそれぞれの費用の詳細を示されたい。
 3 総理大臣公邸風呂場改修費用の原資について、明確に示されたい。
 4 総理大臣公邸風呂場の改修工事を実施した工事業者名と、工事業者の決定方法を明らかにされたい。

 右質問する。



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