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平成二十二年二月十二日提出
質問第一一四号

米軍再編に係わる厚木飛行場空母艦載機部隊の岩国基地への移転に関する質問主意書

提出者  阿部知子




米軍再編に係わる厚木飛行場空母艦載機部隊の岩国基地への移転に関する質問主意書


 平成十八年五月一日付け「再編実施のための日米のロードマップ」において政府より提起された、神奈川県厚木飛行場に配備されている米軍空母艦載機部隊を山口県岩国基地へ移転させるという方針について、以下のとおり質問する。

一 空母艦載機の整備施設について
 現行の米軍再編計画によると、米海軍空母艦載機(F/A−18、E/A−6B、E−2C、C−2、計五九機)が厚木から岩国へ移駐することになっている。これらの航空機は日常的に@運用(Operational)レベル、A中間(Intermediate)レベル、B補給処(Depot)レベルという三段階の整備を行っていると、日本政府は説明している。
 このうち、@運用レベル及びA中間レベルの整備は、艦載機が岩国へ移駐後は岩国基地で実施するとされている。そこで具体的に質問する。
 (1) B補給処レベルの整備は、岩国に移駐後も厚木飛行場で実施するのか明らかにされたい。また、この場合、厚木にある日本飛行機鰍フ航空機整備部門及び厚木飛行場の同社格納庫で整備を行うのか明らかにされたい。さらに、厚木飛行場における補給処レベルの整備はどのくらいの頻度で行うのか、また整備が終了するのにどれくらいの日数を要するのか、明らかにされたい。
 (2) 岩国基地に移転させるという方針の運用レベル及び中間レベルの整備に要する施設等の建設予定(施設の種類と規模、建設時期、建設経費等)について明らかにされたい。
 (3) @運用レベル及びA中間レベルの整備は、艦載機移駐後は岩国基地で実施すると言明されているが、ならば現在の厚木飛行場にある整備格納庫は不要ということになる。当然使用されなくなった格納庫は日本側に返還されるべきと考えるがいかがか。
 (4) 該当する厚木飛行場のホーネット、スーパーホーネット、プラウラーなどの固定翼機を整備する格納庫は滑走路西側に所在するが、運用レベル及び中間レベルの整備はここで行うということで間違いないか。
 (5) この場合、空母艦載機の岩国への移駐後にも厚木飛行場にある整備施設とは、滑走路西側にある格納庫とみてよいか。また整理・縮小を含め米側と調整する施設とは、この格納庫と理解してよいか。さらに整備要員の米兵も岩国へ移駐したあとは、滑走路西側の整備格納庫における米軍の整備は行われないと考えてよいか。さらに使用されない格納庫は、無条件に日本に返還あるいは整理されるというのが政府の見解と考えてよいのか。
 (6) 米軍は、滑走路西側の整備格納庫を使用することはないと思うが、もしあるとすれば、それはどのような状況のもとでの使用なのか。
 (7) 厚木飛行場における日本飛行機鰍ノよる中間レベルの整備には、AIMD(航空機中間整備部)が行う仕事も含まれているのか。
  二〇〇四年の米海軍副大臣の報告「すばやい整備が遠征軍を支える」の中で、AIMD NAF ATUGI≠ニ並んで、AIMD NAF ATUGI(NIPPI)≠ニいう表現がある。日本飛行機鰍ヘAIMDが行うレベルのメンテナンスも行なっていると思われるが、そのように認識してよいか。

 右質問する。



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