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平成二十二年二月十八日提出質問第一三四号
北陸新幹線をはじめ整備新幹線の未着工区間の整備に関する質問主意書
提出者 山本 拓
北陸新幹線をはじめ整備新幹線の未着工区間の整備に関する質問主意書
北陸新幹線をはじめとする整備新幹線の未着工区間について、政府内で着工の優先順位や整備方法などの検討が行われているところであるが、今後の取り組み方針については沿線各地の重大な関心が寄せられている。
従って、次の事項について質問する。
1 平成二十一年度に完成した北陸新幹線の福井駅部は、新幹線の開通を前提に延長八百メートルに及ぶ高架橋を建設済みである。県庁所在地の中心部を横切る高架橋が無用の長物になれば、沿線都市への打撃は計り知れない。福井駅部が完成している事実について、未着工区間の優先度を検討する上では最重視すべきと考えるが、政府の見解を示されたい。
2 未着工の三区間の優先順位を検討する目的は、あくまで着工・開通をめざして配分の軽重を判断するためであるか、着工しない可能性も含めた検討であるか。政府の見解を示されたい。
二 今後の財源確保策について
整備新幹線問題検討会議が平成二十一年十二月二十四日に示した「整備新幹線の整備に関する基本方針」において、今後の建設財源としてパブリック・プライベート・パートナーシップ(PPP)等による民間資金の活用について検討することが示された。PPPはこれからの新しい公民連携の資金調達の形として、制度の早期具体化が待たれる。有識者委員会における作業を加速し、必要な法整備を急ぐべきと考えるが、政府の見解を示されたい。
右質問する。