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平成二十二年三月二十四日提出
質問第三〇五号

政権交代時における内閣官房機密費の支出に対する鳩山由紀夫内閣の見解等に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




政権交代時における内閣官房機密費の支出に対する鳩山由紀夫内閣の見解等に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一七四第一九三号)を踏まえ、再質問する。

一 本年三月二十四日の新聞報道によると、同月二十三日の参議院予算委員会において、鳩山由紀夫内閣総理大臣は内閣官房機密費について「四月からすべての支出をチェックし、公開されるようにすべきだ。適当な年月を経た後、公開するように今準備に取りかかっている」旨述べ、その使途等について全面公開する考えを表明したとのことである。鳩山総理として、具体的にどの様な方策をもって機密費の透明性を高め、国民に対する情報開示を図る考えでいるのか、また、「適当な年月」とは具体的にどれくらいの期間を想定しているのか、詳細に説明されたい。
二 昨年十一月二十一日の新聞報道によると、第四十五回衆議院議員総選挙が行われた二日後の同年九月一日、前政権の河村建夫内閣官房長官により、二億五千万円の機密費が引き出されていたとのことである。右をめぐり、本年一月十八日、大阪市の市民団体が河村前長官に対し、背任容疑等で告発すべく、告発状を東京地方検察庁特別捜査部に提出している。右に見られる様に、衆院選後に前政権により全て使い切る形で二億五千万円もの機密費が引き出されていたことを疑問視する国民の声は未だ根強く、政治に対する不信の原因にもなっていると考えるが、右に対する鳩山総理の見解如何。
三 衆院選後に前政権により全て使い切る形で二億五千万円もの機密費が引き出されていたことにつき、「前回答弁書」では「お尋ねの内閣官房報償費については、前政権における当時の取扱責任者である河村建夫前内閣官房長官の判断により執行されたものでもあり、現内閣としてこれ以上事実関係が明らかになることを期待することは困難であるところ、同報償費について説明責任を果たすかどうかについては、同前内閣官房長官が自ら判断することが適当であると考える。」との答弁がなされている。前政権が政権交代の直前に、なぜ残っていた機密費をわざわざ使い切ったのかを説明するか否かは、確かに河村前長官が自ら判断すべきことである。しかし、その前提として、機密費の透明化を図り、政治に対する国民の信頼回復を目指す鳩山内閣として、まずその説明を河村前長官に求め、その上で河村前長官の判断を待つべきではないのか。鳩山総理として、河村前長官に対し、なぜ政権交代直前に、国民の尊い税金が原資となっている二億五千万円もの機密費を使い切る必要があったのか、国民に対して説明することを要請する考えはあるか。

 右質問する。



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