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平成二十二年四月二日提出質問第三四五号
国土交通省の箇所付けに関する質問主意書
提出者 山口俊一
国土交通省の箇所付けに関する質問主意書
国土交通省は平成二十二年三月二十六日、平成二十二年度公共工事予算の配分を発表した。前年度比十五・一%減の約七兆八千億円だった。今回の箇所付けに関しては、事前に箇所付け資料が国会での予算審議前に与党に漏れる等したため、特に注目されるものであった。
これを踏まえて、次の事項について質問する。
二 この度の箇所付けに関して、全体では配分先未定の保留分も含めて事業費ベースで前年度比十五・一%減の予算配分であったが、徳島県関係全体の箇所付け総額は対前年度比でどれだけであったか、お教えいただきたい。
三 徳島県関係箇所付けでは、国道三十二号猪ノ鼻道路が前年度比約六十三%減の四億二千八百万円となり、全体の対前年度比に比べて大幅な減となっているが、猪ノ鼻道路について半減以上の予算削減を行った理由は何か。また、来年度についても同じような削減を行うのかも、併せてお聞かせいただきたい。
四 猪ノ鼻道路は着工当初ではどのようなタイムスケジュールを想定され、現在それがどのように変更されているのか、完成の時期も含めてお教えいただきたい。また、国道三十二号改築防災事業では五千万円のみの箇所付けとなっているが、この予算は調査費のみとの認識でよいか、今後の工事着工の見通しを含めてこの事業に対する政府の見解をお聞かせいただきたい。
五 猪ノ鼻道路を含む国道三十二号線改良工事については、降雨による事前通行規制区間が今もなお含まれている路線である。地域を結ぶ幹線が落石や地すべり等で寸断される恐れがあり、連続雨量二百五十ミリで通行が出来ないとなれば、現在の異常気象や台風の通り道である事を考えると、緊急を要する工事であると私は認識しているが、政府としての認識は如何か、お教えいただきたい。
六 徳島県民と香川県民の悲願である新猪ノ鼻トンネルであるが、政府としてはこれを必ず完成させるとの認識でよいか、決意をお聞かせいただきたい。
右質問する。