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平成二十二年五月三十一日提出
質問第五一九号

真の夕張再生のための戦略に関する質問主意書

提出者  木村太郎




真の夕張再生のための戦略に関する質問主意書


 マニフェスト違反を続け、自身の発言に責任を負わない鳩山内閣・鳩山総理の姿勢を正すため、我が自由民主党は、全国に赴き、その地域・ふるさとの国民皆様から、直接声を聞くため「ふるさと対話」を実施している。その一環として、夕張市で開催したところ、市民の方々から様々なご意見を賜り、それらご意見を集約する形で、参加されていた市議会議員から国に対する具体的なご提言を頂いた。
 夕張市はふるさとへの誇りと愛郷心を支えとし、財政再建団体という大きな困難を乗り越えるため、市民一体となって財政再建に取り組んでいる。夕張市そして市民の努力に対して、国としてできることは支援していくことが極めて重要と考える。
 従って、次の事項について質問する。

一 夕張市の歴史的背景からみて、高齢化が進み、かつ市民の六十%が公営住宅に入居していることにかんがみ、夕張市における住宅再編事業に対する国の総合的支援をどのように進めるのか。
二 一に関連し、夕張市における公営住宅の国による規制のため、若い方々が収入等の条件により入居できず、他の市町村へ転居し、これが人口減少と高齢化を一層進め、夕張市の再生に悪影響を与える実態がある。よって、公営住宅における国の規制緩和の必要性を主張する市民の声に、国はどう応えるのか。
三 再生を図るための一環として、市民のご理解とご協力により、来年から小中学校の統廃合を進め、中学校は四校から一校へ、小学校は六校から一校へと統合する予定となっている。市民の声として、統合後の空き校舎など市の遊休施設に対する国の規制緩和と活用策支援を求める声が大きい。夕張市が具体的にビジョンを提示した際、国の規制緩和と活用策支援において、柔軟に対応すべきと考えるが、如何か。
四 高齢化が著しい夕張市ではあるが、これを逆の視点からピンチをチャンスとして捉え、「高齢化社会日本」の将来を先取りした先進地と置き換え、各種施策を展開し、再生を図ることも重要と考える。例えば、情報通信網の整備もそのひとつであり、「ユビキタス社会」の実験的整備に、夕張市は適しているのではないかという市民からの意見がある。夕張市における「光ファイバー回線」をはじめ、情報通信網の整備について、国はどう認識をし、どうサポートしていく考えか。

 右質問する。



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