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平成二十二年十一月十六日提出質問第一六九号
日ロ政府間の経済協力に関する覚書の締結が見送られた件に関する質問主意書
提出者 浅野貴博
日ロ政府間の経済協力に関する覚書の締結が見送られた件に関する質問主意書
本年十一月十二日、政府は日ロ間の経済協力に関する覚書(以下、「覚書」という。)の締結を見送った。右について、大畠章宏経済産業大臣は「現在の状況では適当ではない」との旨述べ、メドベージェフ・ロシア大統領が同月一日に国後島を訪問したことに対する対抗措置であるとの認識を示している。しかしその一方で、仙谷由人内閣官房長官は「国会の都合で経産相が会合に出席できないので見合わせることになった。大統領の北方領土訪問と直接関係ない」との旨説明している。右を踏まえ、以下質問する。
二 政府が今回「覚書」の締結を見送った理由は何か。大畠大臣の見解如何。
三 政府が今回「覚書」の締結を見送った理由は何か。仙谷長官の見解如何。
四 政府が今回「覚書」の締結を見送った理由は何か。前原誠司外務大臣の見解如何。
五 政府が今回「覚書」の締結を見送ったことについて、前文で触れたような閣内で見解の不一致が生じているのはなぜか。
六 政府が今回「覚書」の締結を見送った真の理由は何か説明されたい。
七 「覚書」の締結が今回なされなかったことは、北方領土交渉を含む今後の対ロシア外交のあり方、ひいては我が国の国益にどのような影響を及ぼすか。政府の見解如何。
右質問する。