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平成二十二年十一月十七日提出
質問第一七五号

タイで日本人カメラマンが銃撃された件に関する質問主意書

提出者  浅野貴博




タイで日本人カメラマンが銃撃された件に関する質問主意書


 本年四月十日、争乱が続いていたタイにおいて、政府の治安部隊とデモ隊の衝突を取材していた日本人カメラマンの村本博之氏が銃撃を受け、死亡する事件(以下、「事件」という。)が起きた。右と「政府答弁書」(内閣衆質一七四第四八一号)を踏まえ、質問する。

一 現在のタイにおける内乱状態について、政府、特に外務省はどの様な見解を有しているか。
二 本年十一月十七日の新聞報道によると、タイ特別捜査局(DSI)幹部が同月十六日記者会見し、「事件」について、村本氏が治安部隊に銃撃された可能性があることを明らかにしたとのことであるが、政府、特に外務省、更には在タイ日本国大使館として、右の詳細を把握しているか。
三 タイ政府による「事件」の真相解明に向けた取り組みに関し、「政府答弁書」では「タイ政府による村本博之氏死亡事件に関する捜査は、現在も継続して行われていると承知しており、我が国政府としては、引き続き本事件の徹底した真相究明を行い、その結果を日本側に早急に通知するようタイ政府に求めていく考えである。」との答弁がなされているが、今回のDSIの発表を受け、政府、特に外務省、更には在タイ日本国大使館として、今後タイ政府に対し、「事件」の真相解明に向け、どのような働きかけをしていくのか説明されたい。
四 タイに対する我が国のODAについて、「政府答弁書」では「村本博之氏死亡事件に関し、現在、我が国政府としては、在タイ日本国大使館を通じ現地当局等からの情報収集に努めるとともに、タイ政府に対し本事件の徹底した真相究明を要請しているところであり、タイに対する今後の政府開発援助の供与については、引き続き現地の情勢の推移も見極めつつ、二国間関係を踏まえ、総合的に判断していく。」との答弁がなされていた。今回、DSIが二で挙げた発表をした今、政府、特に外務省として対タイODAをどのようにする考えでいるのか明らかにされたい。
五 外務省として、尊い邦人の生命が奪われたことを重く受け止め、せめて「事件」の真相解明がなされるまでは、タイに対するODA供与を一時的に停止すべきではないのか。前原誠司外務大臣の見解を問う。

 右質問する。



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