質問本文情報
平成二十二年十一月二十二日提出質問第一八七号
事業仕分けに関する質問主意書
提出者 山口俊一
事業仕分けに関する質問主意書
平成二十二年十一月十七日の事業仕分けにおいて、内閣府の総合特区推進調整費について来年度の予算計上見送りとの結論が出されたと報道されている。新成長戦略の目玉の一つとされ、現に総合特区に関する地方公共団体の関心も相当高かったと考えるが、この結果はまさに今の菅政権の混乱ぶりを象徴するものであると考える。
これを踏まえて、次の事項について質問する。
二 事業仕分け第三弾(後半)については、「再仕分け」と報道されることも多いがこれは何故か。また、事業仕分け第三弾(後半)の対象事業の選定基準と併せてお教えいただきたい。
三 事業仕分け第三弾(後半)の対象に総合特区推進調整費が盛り込まれた理由をお教えいただきたい。事業仕分け第三弾(後半)の対象が「再仕分け」だとすると、総合特区推進調整費はどの事業の仕分けの「再仕分け」になるのか、当該事業の仕分けが行われた日時及び仕分け人、当該事業の仕分け結果の詳細とともにお教えいただきたい。
四 平成二十一年十二月三十日に閣議決定された「新成長戦略(基本方針)」策定以降、現在までの国家戦略担当大臣、総合特区の担当大臣をお教えいただきたい。また、総合特区推進調整費の概算要求時の総合特区の担当大臣をお教えいただきたい。
五 内閣官房・内閣府については分野により担当する大臣が錯綜しているが、内閣官房・内閣府の概算予算とりまとめの最高責任者は誰か、お教えいただきたい。また、平成二十三年度予算概算要求の要求枠・要望枠の調整は誰が責任を持って行ったのかお教えいただきたい。
六 平成二十二年度補正予算の内閣官房・内閣府関係分には「情報収集衛星の対策整備費」のような緊急総合経済対策に馴染まず、しかも後年度にランニングコストが発生するものが含まれている。「情報収集衛星」に関して平成二十三年度に必要となる維持費等については平成二十三年度予算概算要求のどこに、いくら盛り込まれているのかお教えいただきたい。
七 総合特区に関し、その制度設計を行うため地方公共団体等から提案を募集していたと承知しているが、その意図するところ、提案の概要をお教えいただきたい。また提案募集を指示した総合特区担当大臣は誰か、お教えいただきたい。
八 事業仕分けに関しては、身内の民主党議員からも今回で終わりにすべきとの意見が多く出ているが、政府としては来年度以降も、自分で作った予算に対して、自分で再度仕分けをされるおつもりなのかお教えいただきたい。
九 今回の仕分け作業で掛かった経費はいくらか。仕分け人の人件費や会場の費用、資料印刷費等を詳しくお教えいただきたい。また、過去に行われた仕分けについても、第一弾、第二弾と経費についていくら掛かったのかお教えいただきたい。
右質問する。