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平成二十三年二月二十八日提出質問第一〇四号
使用済核燃料の処理に関する質問主意書
提出者 服部良一
使用済核燃料の処理に関する質問主意書
『総合エネルギー調査会原子力部会中間報告――リサイクル燃料資源中間貯蔵の実現に向けて』(一九九八年六月一一日付)には次のように記述されている。
「使用済燃料の年間発生量は現在約九〇〇トンU程度であるが、今後は発電量の増加に伴って二〇一〇年頃には毎年約一,四〇〇トンU、二〇三〇年頃には毎年約一,九〇〇トンUの使用済燃料が発生すると見込まれる。」、「発電所外において使用済燃料を中間的に貯蔵することを目的とする施設(以下、「リサイクル燃料資源中間貯蔵施設」という。)も二〇一〇年までに利用できるようにすることが必要である。その必要規模は、ネットベースで二〇一〇年においては六,〇〇〇トンU、二〇二〇年には一五,〇〇〇トンUと試算される。」
同様のことは、電気事業連合会の文書『二〇一〇年までにリサイクル燃料資源中間貯蔵施設の実現を』(一九九八年八月一日付)等においても言われている。
右をふまえ、以下質問する。
(一) 一九九八年時点での発生見通しの計算方法を具体的に説明されたい。
(二) 一九九八年以後の実際の発生量の推移と貯蔵容量の推移、毎年の各原発からの取り出し量をお示しいただきたい。(トン及び集合体数)
(三) 日本における原発の運転開始時点に遡って、実際の発生量の推移と貯蔵容量の推移、毎年の各原発からの取り出し量をお示しいただきたい。(トン及び集合体数)
(四) 同様に今後の発生量の見通しをお示しいただきたい。
(五) サイト外中間貯蔵施設の建設状況及びこの後の見通しをお示しいただきたい。
(六) サイト内乾式貯蔵の見通しについてお示しいただきたい。
二 海外再処理について
東海ガス炉も含めて、各原発からの輸送の年月日・量、最終的再処理終了の年月日をお示しいただきたい。
三 国内再処理について
東海再処理工場及び六ヶ所再処理工場の各年の搬入量及び再処理量をお示しいただきたい。
右質問する。