質問本文情報
平成二十三年三月三日提出質問第一一七号
ロシア軍による北方領土での軍備増強計画に関する質問主意書
提出者 浅野貴博
ロシア軍による北方領土での軍備増強計画に関する質問主意書
報道によると、ロシア軍参謀本部の高官が、北方領土に駐留するロシア軍の軍備増強計画(以下、「計画」という。)をまとめ、セルジュコフ国防大臣に提出したとのことである。右を踏まえ、質問する。
二 「計画」で配備されるミサイルは、我が国に向けられるものか。
三 「計画」に対する政府の見解如何。特に、「計画」が日ロの北方領土交渉並びに平和条約締結にどのような影響を及ぼすかについて、詳細に述べられたい。
四 「計画」を受け、政府としてロシア側にどのような意見を伝えているか。
五 北海道に駐留する自衛隊組織である北部方面隊は、主に二つの師団と二つの旅団から成り、約五十の方面直轄部隊があり、三十八カ所に約四万人の隊員が任務に就いていると承知する。政府は昨年末、新たな防衛大綱及び中期防衛計画を策定しているが、人員の増減や組織改定等、北海道の自衛隊組織には今後どのような変化がもたらされるのか説明されたい。
六 「計画」を受け、政府として、五の防衛大綱及び中期防衛計画における特に北海道の自衛隊組織のあり方を、さらに見直す考えはあるか。
右質問する。