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平成二十六年四月十八日提出
質問第一二九号

官民ファンドの検証に関する質問主意書

提出者  小池政就




官民ファンドの検証に関する質問主意書


 いわゆる官民ファンドは、民間だけではリスクが取りにくい分野に政府が資金を供給することで、民間資金の呼び水となることを意図して、安倍政権において多数創設されている。
 もっとも、わが国の財政状況が厳しい中では、官民ファンドには効率的な業務運営が要求され、また、その運営状況も十分に明らかにされる必要がある。
 菅内閣官房長官は、平成二十六年二月十九日の予算委員会において、私が、官民ファンドの検証に関する質疑を行ったことに関し、平成二十五年九月に、官民ファンドの活用推進に関する関係閣僚会議を開催し、官民ファンドの運営状況を検証するとともにチェック項目のガイドラインをまとめた旨、また、平成二十五年十二月十六日に、官民ファンドの関係閣僚会議の幹事会を開催し、第一回目の検証作業を開始した旨の答弁をされ、さらに、「個別ファンドごとにヒアリングを進めて、検証結果というものを公表していきたいというふうに思います。」「それもできる限り早期にというふうに思います。」と答弁されている。
 しかし、現時点で、未だ官民ファンドの検証結果は公表されていない。
 この点を踏まえて、以下、質問する。

一 個別ファンドごとにヒアリングを進めるということであるが、ヒアリングの内容はいかなるものか。また、ヒアリングの進行状況はどうか。ファンドごとに、具体的にお答えいただきたい。
二 検証結果をできる限り早期に公表するということであるが、公表予定時期はいつか。また、いかなる方法で公表するのか。具体的にお答えいただきたい。
三 官民ファンドの検証作業は、官民ファンドの活用推進に関する関係閣僚会議及び同会議の幹事会で行うとされているが、資金供給者である政府自らによる検証にすぎず、また、専門家による検証作業が行われているか明らかでない。これに対し、通常のファンドについては、第三者である金融庁によりファンドの運用状況等に関してモニタリング調査が行われている。
 官民ファンドの検証作業について、第三者によらない検証で意味のある検証がなされると考えるか。また、専門家が参加しているかを含め、検証作業の具体的内容について明らかにされたい。

 右質問する。



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