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平成二十八年三月三十一日提出
質問第二三二号

陸上自衛隊福知山駐屯地で展示されている銃弾に関する質問主意書

提出者  岡本充功




陸上自衛隊福知山駐屯地で展示されている銃弾に関する質問主意書


 二〇一六年三月三十日に、京都新聞が『PKO陸自宿営地に着弾 南スーダン、政府把握せず』との記事を掲載している。
 同記事には、『国連平和維持活動(PKO)で南スーダンに派遣された陸上自衛隊五次隊の宿営地に二〇一三年十二月、銃弾が着弾していたと、陸自福知山駐屯地(京都府福知山市)が展示していることが二十九日、分かった。』、『南スーダン五次隊(約四百人)に隊員を派遣した福知山駐屯地によると、着弾したのは五・四五ミリ弾。駐屯地にある史料館で実弾を展示しており、一三年十二月十六日未明に「日本隊宿営地に着弾」と明記している。統合幕僚監部報道官室の説明では、同日午前一時すぎ、首都ジュバにある宿営地で複数の自衛隊員が銃声を断続的に聞いた。着弾については「承知していない」といい、同室は「隊員の安全や警備上の問題から、銃声音の公表は差し控えていた」と回答した。』とある。
 政府はこれまで、一九九二年のカンボジア派遣以来、非戦闘地域への派遣を名目とするPKOでの自衛隊宿営地への着弾は把握していないとの立場をとっているものと承知している。
 これらを踏まえ、以下の通り質問する。

一 記事、並びに駐屯地において展示説明されている通り、『一三年十二月十六日未明に「日本隊宿営地に着弾」』したという事実はあったのか、その際に何らかの被害はなかったのか。
  また、そのような趣旨で福知山駐屯地において展示されているという事実について、政府は把握をしていたのか。
二 展示されている一弾以外に着弾したものはなかったのか、あるとすればどのようなものか、その際の被害はなかったのか。
三 政府は『PKOでの自衛隊宿営地への着弾は把握していない』と説明してきたが、他に着弾は本当にないのか。

 右質問する。



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