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平成二十八年九月二十六日提出
質問第一一号

麻しん(はしか)の予防接種及びMRワクチンの供給状況に関する質問主意書

提出者  初鹿明博




麻しん(はしか)の予防接種及びMRワクチンの供給状況に関する質問主意書


 麻しん(以下「はしか」という。)の流行により、MRワクチン不足が深刻になっています。
 この要因として、昨年秋に北里第一三共ワクチン株式会社が製造販売するMRワクチンが自主回収される事態となり、その後、同社によるMRワクチンの供給が止まっていることが大きく影響しているものと考えます。
 昨年秋の時点で厚生労働省から地方自治体、日本医師会及び関係団体に対して、MRワクチン不足時の供給調整について協力依頼の通知を発出していることは承知していますが、その時点では、今年のはしかの大流行は想定していなかったはずです。
 現在、はしかの流行によって、ワクチンの二回接種が定期接種化される以前の、一回しか接種していない世代による接種が増加していることが、ワクチン不足に拍車をかけているものと考えられます。
 当然ながら感染の拡大を防ぐ観点からも一回しか接種していない人への接種も進めていかなくてはならないと考えますが、そのことによって、未接種の乳幼児の接種が出来ない状態になることは避けなければなりません。
 以上を踏まえ、以下質問します。

一 現在の供給量でMRワクチンは不足しておらず、地域的な偏在が発生しているだけという認識でしょうか。それとも、全国的にMRワクチンの供給不足に陥っているという認識でしょうか。どちらとお考えですか、政府の見解を伺います。
二 任意で接種する人の数について、予測を立てていますか。予測を立てている場合、どの程度と見込んでいますか。MRワクチンの供給量の範囲内で収まると考えていますか、政府の見解を伺います。
三 MRワクチンを接種していない乳幼児がはしかに感染し重症化することを防ぐためにも、一回目の接種者を優先する必要があると考えますが、政府の見解を伺います。
四 三について、医療機関の独自判断で行うのか、それとも一定のルールを決めて行うのか、政府の見解を伺います。
五 二回目の接種を促すためにも、MRワクチンの増産は不可欠だと思いますが、政府の見解を伺います。
六 以上を踏まえて、メーカーに対しMRワクチンの増産を求める必要があると思いますが、政府の見解を伺います。

 右質問する。



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