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平成二十九年十一月一日提出質問第四号
神戸製鋼所の製品のデータ改ざんに関する質問主意書
提出者 逢坂誠二
神戸製鋼所の製品のデータ改ざんに関する質問主意書
平成二十九年十月、大手鉄鋼メーカー「神戸製鋼所」がアルミ製品や銅製品の一部で強度などのデータを改ざんしていた問題で、東京電力の福島第二原子力発電所に納入された交換用の配管でも寸法の記録が改ざんされていたことが明らかになった。過去、日本鋳鍛鋼株式会社が製造した部品の強度に課題があることなどを理由として、フランスでは十二基の原発が順次停止という異例の事態が生じている。
この神戸製鋼所のデータ改ざんの事案に関連して、以下質問する。
二 一に関連して、わが国の原子力発電所や原子力関連施設でデータ改ざんの行われた神戸製鋼所の製品が使用されたことで、当該施設の安全性に懸念が生じることはないのか。政府の見解を示されたい。
三 わが国の原子力発電所や原子力関連施設で、神戸製鋼所のデータ改ざんの行われた製品が使われていた場合、既に完成されている装置の当該部位を切り出して検査することは現実的ではなく、非破壊検査等で調べるほかないと思われるが、鋼材等の強度不足の検査という点では不十分であり、不安はぬぐいきれない。実際にはどのような調査方法を採るべきと考えているのか。政府の見解を示されたい。
四 検査結果が不適切な場合、是正措置を講ずべきと考えるが、政府の見解を示されたい。
右質問する。