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令和元年十一月十九日提出質問第八八号
北九州空港の三千メートル級滑走路の早期実現に関する質問主意書
提出者 城井 崇
北九州空港の三千メートル級滑走路の早期実現に関する質問主意書
北九州空港は九州で唯一の二十四時間運用空港である。
さらに、本州・九州間をつなぐ陸海の交通結節点で、九州最大規模の自動車・電子機器などの産業集積地でもある。
この地理的優位性から航空貨物拠点化を標榜し、貨物路線誘致に取り組んでいるが、滑走路の制約から、本来誘致出来た大型貨物機の就航機会を逸失しており、地域経済発展の制約条件になっている。
特に、本年開催された、東アジアの航空需要と北九州空港の可能性に関するシンポジウムにおいて、北九州空港は二十四時間空港であるため、大型航空機を取り扱う航空会社として、運航計画が立てやすく、駐機拠点としても注目されており、航空会社としての期待、要求の声も高まってきているところである。
また、北九州市は、航空需要や潜在需要等をもとに、三千メートル級滑走路が実現できた場合と、現滑走路長の場合における、それぞれの効果を算定・比較する等、より具体的な検証にも着手している。
滑走路延伸が実現した場合には、便益創出に加え、昨年の台風二十一号による関西国際空港の被災など、他の空港の滑走路閉鎖に対応する航空ネットワークの維持という視点で、物流面を支える代替空港としてのポテンシャルも最大限に引き出すことができると考えられる。
そこで、北九州空港の三千メートル級滑走路の早期実現に関して、以下質問する。
一 大型航空機でも安定して離着陸できるように北九州空港の滑走路の三千メートル化を早期に実現するため、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識を明らかにされたい。
右質問する。