質問本文情報
令和元年十二月四日提出質問第一五二号
反社会的勢力による被害を防止するための政府の取り組みに関する質問主意書
提出者 櫻井 周
反社会的勢力による被害を防止するための政府の取り組みに関する質問主意書
言うまでもなく、反社会的勢力を社会から排除していくことは、市民の安全な暮らしを確保する上で、極めて重要な課題である。特に、近時、コンプライアンス重視の流れにおいて、反社会的勢力に対して屈することなく法律に則して対応することや、反社会的勢力に対して資金提供を行わないことは、コンプライアンスそのものであるとも言える。したがって、政府のみならず、企業や市民を含めて取り組みを進めているところである。
しかしながら、内閣総理大臣主催の「桜を見る会」に、悪質なマルチ商法を展開していた業者の役員が招待されていたのではないか、反社会的勢力と思われる人物が参加していたのではないか、との疑惑が報道されている。政府の最高責任者が主催する会において、万が一にも反社会的勢力が参加していたとなれば、国家の威信に関わる重大な事態である。したがって、以下、質問する。
一 政府は、これらの疑惑について、もし真実でなければ、国家の威信を回復するために真実でない旨を、根拠を示して国民に説明すべきと考えるが、政府の見解如何。
二 政府は、これらの疑惑について、もし真実であれば、再発防止のために招待または参加に至った経緯について詳細に明らかにすべきであると考えるが、政府の見解如何。
右質問する。