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令和二年二月二十日提出質問第七三号
羽田空港新飛行ルートに伴う新たな着陸方式における「Tailored Chart」の周知に関する質問主意書
提出者 松原 仁
羽田空港新飛行ルートに伴う新たな着陸方式における「Tailored Chart」の周知に関する質問主意書
本年三月二十九日より運用開始が予定されている羽田空港の新飛行ルート計画において、政府は騒音対策の一環として人口密集地上空での飛行経路を引き上げる追加対策案を示している。しかし、その代償として、航空機の羽田空港への着陸時の降下角は三・五度という世界の主要な空港に例を見ない急な角度をとることとなっている。こうした急角度での滑走路への進入は航空機の降下速度を加速させる要素となり、しりもち事故を含むアクシデントの発生リスクを高めるものである。こうしたリスク対策として、国土交通省『羽田空港のこれから』においては、南風好天時の着陸時のイメージとして三度と三・五度の降下角の間に新たな降下率の変化を示す曲線を破線で描いている。これを「Tailored Chart」と呼ぶことにする。
一 着陸時のイメージにおいて破線で描かれた曲線「Tailored Chart」の意味するところを、具体的にご説明いただきたい。
二 一に関連して、「Tailored Chart」の意味するところを、国内ならびに国外の航空会社には既に説明したか。また羽田空港就航便に乗務する可能性のある国内航空会社のパイロットには周知徹底されているか。
右質問する。