質問本文情報
令和二年九月十六日提出質問第一号
コロナ禍におけるカジノを含む統合型リゾート(IR)に関する質問主意書
提出者 中谷一馬
コロナ禍におけるカジノを含む統合型リゾート(IR)に関する質問主意書
一 コロナ禍は世界的に続いており、観光産業にも大きな影響を与えている。
二〇二〇年七月における訪日外客数の推計値が前年同月比の九十九・九%減の三千八百人となっており、四ヶ月連続で訪日外客数がほぼゼロに近い数字となっている。
そうした中、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を巡り、横浜市の林市長が八月十九日、事業者の公募条件などを定めた「実施方針」の公表を再延期すると明らかにした。理由としては、新型コロナウイルスの感染再拡大と、政府が整備地域の選定に関する基本方針を策定していないことを挙げている。
政府は今年一月にも基本方針を公表する予定だったが、コロナ禍の影響を受けて先送りを続けているが、この基本方針はいつ公表される予定であるのか、具体的なスケジュールを明確にお示し頂きたい。
二 政府は、カジノを含むIRを巡り、誘致を希望する自治体からの申請受付期間を二〇二一年一月四日から同年七月三十日までとする日程案を公表しているが、現在もこの工程に変わりがないか、所見を伺いたい。
三 IR施設の運営を担う事業者側も新型コロナウイルスの影響で大幅な減収が続いている。経営状況の悪化が指摘されている事業者が多く散見される中、政府が想定しているIRの開業時期は二〇二〇年代後半という認識で現時点においても変わりがないのか、見解を伺いたい。
四 コロナ禍の厳しい現下において、当初の事業計画通りにIR整備を進められると考えているのか、政府の見解を伺いたい。
右質問する。