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令和二年十一月六日提出
質問第九号

マスク着用を義務付ける政策実現に関する質問主意書

提出者  松原 仁




マスク着用を義務付ける政策実現に関する質問主意書


 新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、マスクの着用をめぐるトラブルが頻発している。例えば、飲食店に、マスクを着用していない同行者の入店を断られた客が、店名が判明できるようなSNS(ソーシャルネットワークサービス)投稿を行ったところ、同店が誹謗中傷を受けて営業を休業したということがあった。また、飛行機搭乗中の乗客がマスク着用を拒否したために、同飛行機が臨時着陸したということもあった。
 国土交通省は、この度、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から東京都内のタクシー事業者による運輸約款の変更の申請を認可し、これにより、当該業者のタクシーは正当な理由なくマスクを着用しない利用者に対し、乗車を拒否できることとなった。今回の国交省の判断は、タクシーの運転手だけでなく、他の利用客もウイルスの感染から守るものとして評価される。
 国立研究開発法人理化学研究所計算科学研究センター複雑現象統一的解法研究チームチームリーダー/神戸大学大学院システム情報学研究科坪倉誠教授は、スーパーコンピュータ「富岳」を用いた研究結果に基づき、マスクをすることで、呼吸時に体内に取り込まれるウイルス飛沫・エアロゾルの個数を三分の一にすることができると公表している。
 そこで、次のとおり質問する。

一 飲食業や一般乗用旅客自動車運送事業など不特定多数の顧客を対象とする事業を営む事業者(以下「一般顧客対象事業運営者」という)に、マスクを着用しない顧客の入店を拒否することができる政策を推進すべきと考えるが、政府として如何。
二 一般顧客対象事業運営者が、マスクの着用を求めたのに、マスクの着用を拒絶した顧客の退店を求めることができる政策を実現すべきと考えるが、政府として如何。
三 前項一及び二違反に関し、違反者に金銭的負担を科す罰則規定を設けることの是非について、政府の見解を問う。

 右質問する。

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