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令和二年十一月二十六日提出質問第四〇号
羽田空港新飛行ルートのテロ対策に関する質問主意書
提出者 松原 仁
羽田空港新飛行ルートのテロ対策に関する質問主意書
二〇〇一年に発生した米国での同時多発テロ以降、わが国のテロ対策は飛躍的に進んでいる。特にニューヨークの貿易センタービル二棟に航空機が激突し崩壊させたことは、ハイジャック対策の強化の重要性を認識させた。諸外国では飛行中の航空機と無線連絡が取れないなど、不測の事態が発生した場合には、軍用機をスクランブル発進させ撃墜することもあり得るなどの対策を行っているとのことである。わが国では羽田空港発着の飛行機が都心部上空を飛行する新飛行ルートの運用が始まり、首都東京における飛行機テロに対し万全の対策を期さなければならない。そこで以下質問する。
一 わが国のテロ対策として、ハイジャックされた飛行機が安全への脅威とみなされた場合、航空自衛隊機等によりその撃墜が行われる体制は整っているか。
二 羽田空港新飛行ルートのように人口が密集する都心部や市街地上空を飛行する飛行機の撃墜は、海上や山間部などに比べて被害の抑えられる地点が少ないと考えられるが、どのような対策を講じているか。
右質問する。