質問本文情報
令和二年十二月一日提出質問第七六号
戦闘機F一五改修費の予算化見送りに関する質問主意書
提出者 宮川 伸
戦闘機F一五改修費の予算化見送りに関する質問主意書
防衛省は二〇二一年度予算の概算要求に戦闘機F一五改修の準備に必要な初期費用として二百十三億円を計上しているが、それを見送るのではないかとのマスコミ報道がある。そこで、以下質問する。
一 戦闘機F一五改修費の予算化を見送るかどうかの議論をしているのか。
二 議論をしている場合、なぜそのような議論をする必要が出たのか。
三 報道では、計上見送りの原因として初度費の膨れ上がりが指摘されている。
1 戦闘機F一五改修に当たって、最初に予算に計上した令和元年度予算で要求する際には、初度費はいくらぐらい見積もっていたのか。
2 現在はどのくらいと見積もられているのか。
3 1と2の間で、金額が変わったのであれば、その理由は何か。
4 今後、さらに膨れ上がる見通しがあるのか。あるのであれば、その理由は何か。
四 令和元年度と令和二年度に三菱重工業株式会社に支払った金額と支払う予定になっている金額はいくらか。
五 その金額は妥当であると防衛省は判断しているのか。
六 価格の妥当性を判断するためのガイドラインはあるのか。
七 三菱重工業株式会社が輸入した部品、またはこれから輸入する部品の価格が妥当であることは、どのようにして判断したのか、または判断するのか。
八 戦闘機F一五の改修遅れが、我が国の防空政策に与える影響についてどのように評価するか。
右質問する。