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令和三年六月十一日提出
質問第二一三号

高等学校におけるICT教育の推進にあたっての保護者の費用負担のあり方に関する質問主意書

提出者  櫻井 周




高等学校におけるICT教育の推進にあたっての保護者の費用負担のあり方に関する質問主意書


 政府は、GIGAスクール構想として、学校教育における一人一台の端末環境の整備を進めており、文部科学大臣は「一人一台端末環境は、もはや令和の時代における学校の「スタンダード」であり、特別なことではありません。これまでの我が国の百五十年に及ぶ教育実践の蓄積の上に、最先端のICT教育を取り入れ、これまでの実践とICTとのベストミックスを図っていくことにより、これからの学校教育は劇的に変わります。この新たな教育の技術革新は、多様な子供たちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びにも寄与するものであり、特別な支援が必要な子供たちの可能性も大きく広げるものです。」とのメッセージを発信している。さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う一斉休校などがあり、ICT(情報通信技術)の活用はますます重要になっている。
 政府は、ICT教育の重要性を強調するものの、政府が推進するGIGAスクール構想の対象は、小学校・中学校・特別支援学校であり、高等学校は対象となっていない。高等学校において、実際には、教科書などと同様に保護者がタブレット端末を購入することとなっている。そこで、以下、質問する。

一 高等学校の教育において、ICT活用は小学校・中学校教育と同等またはそれ以上に重要であると考えるが、政府の見解如何。
二 政府は、GIGAスクール構想の実現にあたって、文部科学大臣は「多様な子供たちを誰一人取り残すことのない」と表明しているが、タブレット端末の購入は低所得世帯には大きな経済的負担であり、教育格差の原因になりかねない。高校授業料無償化の対象となる低所得世帯については、タブレット端末の購入費についても公的支援を行うことを提案するが政府の見解如何。

 右質問する。

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