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令和三年十二月十四日提出
質問第一七号

海底ケーブルの脆弱性に関する質問主意書

提出者  櫻井 周




海底ケーブルの脆弱性に関する質問主意書


 岸田総理大臣は、第二百七回臨時国会における所信表明演説において、「海底ケーブルで日本を周回する『デジタル田園都市スーパーハイウェイ』を三年程度で完成させます」と述べた。確かに、日本中、津々浦々、どこにいても、高速大容量のデジタルサービスを使えるようにするために、光ファイバーによる情報通信網の整備は極めて重要である。我が国は島国であり、周囲を海に囲まれていることから、海底ケーブルによる情報通信は極めて重要である。特に、我が国の国際通信の九十九%は海底ケーブルを利用しており、衛星通信の利用は一%にすぎない。
 一方で、海底ケーブルへの攻撃に対する防護は極めて困難である。沿岸地域においては事故などによる損傷を防止するために海底ケーブルは埋設されることが多いが、深海においては特段の防御は講じられていないことが大半である。そこで、以下、質問する。

一 攻撃に弱いという脆弱性の課題が指摘されている海底ケーブルに、我が国の基幹的な情報通信が依存することは、経済と社会の安全保障の観点から大きな課題であると考えるが、政府の見解如何。
二 最悪の事態を想定した危機管理を進めるとの観点から、陸上ケーブルや衛星通信など、海底ケーブル以外の通信網も併せて整備することで、海底ケーブルへの依存度を低減しておく必要があると考えるが、政府の見解如何。

 右質問する。

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