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令和三年十二月十六日提出質問第三〇号
中国の大使級総領事による台湾への「戦争」恫喝に関する質問主意書
提出者 松原 仁
中国の大使級総領事による台湾への「戦争」恫喝に関する質問主意書
アメリカ合衆国と中華人民共和国(以下「中国」という)との間の緊張が高まるにつれ、中国の外交官が中国との間で懸案事項を抱えている相手国に対し、挑発的な態度を外部に発信することで、相手国を威嚇する行為が目立ち始めた。このような中国の外交官の行為は、「戦狼外交」といわれたりもする。「戦狼外交」が顕著に行われているのが、チベット自治区や新疆ウイグル自治区に関する問題や中華民国(台湾)をめぐる問題に対してである。
日本国内においても、中国の薛剣駐大阪大使級総領事が本年十月二十八日、自らの官職名を明示したソーシャル・ネットワーキング・サービス「ツイッター」の公開アカウントにおいて、「台湾独立=戦争。はっきり言っておく!中国には妥協の余地ゼロ!!!」と投稿した事例がある。
言語道断である。このような恫喝は、断じて許されるものではない。
台湾が要求に従わないなら戦争を仕掛ける旨の恫喝について、政府の見解如何。
右質問する。