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令和四年五月十三日提出質問第六七号
消えた年金に関する質問主意書
提出者 長妻 昭
消えた年金に関する質問主意書
かつて社会保険庁の不始末で多くの年金記録が個人と結びついていなかったり、消されてしまったり、無くなってしまったりする、いわゆる消えた年金問題が当時の民主党の追及で発覚した。そのうち、個人に結びついていない記録(基礎年金番号に未統合の記録)は約五千九十五万件あった。
いわゆる消えた年金(未統合記録)の最新状況について、政府が把握するところをお尋ねする。
これまで年金記録を取り戻した人(基礎年金番号に統合済の記録における人数ベース)は、何人か。また、その内、一人で二記録以上取り戻した(統合した)方は何人いらっしゃるか。また、受給者、被保険者別の人数もそれぞれお示し願いたい。
これまで消えた年金記録(未統合記録)を取り戻した(統合した)ことで、いくらの年金を取り戻す(回復する)ことができたのか。生涯額(六十五歳から受給した場合の回復総額)でお答え願いたい。
大切な年金記録紙台帳が放置されていた問題についてもお尋ねする。放置された年金記録紙台帳約六億件(名寄せすると約七千九百万人)をコンピューターに入力して記録を照合する作業は、紙台帳約六億件すべての照合は終了したか。終了したのはいつか。お示し願いたい。
未統合記録約五千九十五万件のうち、「名寄せ特別便等の対象となったが、未回答等のため持ち主が判明していない記録」は、ご本人から未回答のものが約二百二十万件、お知らせ便が未到達のものが約四十万件あった。この約二百二十万件について再度郵送したのは何件あるか、また、再々度郵送したのは何件か。また、訪問や電話をしたケースは何件あるのか。また、この約四十万件のうち、お知らせ便が未到達の理由はなにか。今後、どのような対応を取るのか、お示し願いたい。
右質問する。