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令和四年八月三日提出
質問第三九号

政府の新型コロナウイルス対策の失政に関する質問主意書

提出者  長妻 昭




政府の新型コロナウイルス対策の失政に関する質問主意書


一 新型コロナウイルスワクチンの医療従事者等への六十歳未満四回目接種が遅れたことで、医療ひっ迫に拍車がかかったとの指摘が医療関係者からあがっている。多くの医療関係者が感染し休業を余儀なくされベッドが空いていても患者を受け入れられない状態となっている。
 定期的に開催されている新型コロナウイルス政府与野党連絡会議において、立憲民主党は本年六月七日に、「希望する六十歳未満の医療従事者や介護従事者などのエッセンシャル・ワーカーを四回目接種の対象とすること」を要請文書に盛り込み要請した。しかし、政府は決断できず、遅れに遅れて本年七月二十二日にやっと六十歳未満の医療関係者等への四回目接種を認めるに至った。この一か月以上の接種遅れが、医療ひっ迫に拍車をかけたと考えるが、岸田内閣の認識を問う。
 真摯に反省して接種遅れを謝罪すべきと考えるが、いかがか。
 今後、この失策を繰り返さないためにどのような対策を取るのか、お示し願いたい。
二 本年八月に都内ひなたクリニックの患者さんの自宅死が大きく報道された。救急隊が病院に百件電話をしたが受け入れてくれるところは無く、翌朝、高齢男性がお亡くなりになってしまった。なぜ、都内の病床使用率は五十%なのに入院ができなかったのか、原因を問う。
 また、その百件の電話はすべて都内の病院に対するものだった、と聞いている。それは事実か。当時は埼玉県など近隣県の病院の中で受け入れ可能病院があったようだが、なぜ近隣県の病院にお願いしなかったのか。
 以前から指摘しているように都道府県をまたいで、ベッドや医療資源の融通ができるように首相官邸に病床調整の司令塔を設置すべきと要請していたが、いまだ、その司令塔はできていない。なぜ、設置しないのか、岸田内閣に理由を問う。至急、設置すべきと考えるがいかがか。
 また、第七波に入った七月以降、自宅療養中にコロナ感染で死亡した方々は、全国で何人おられるのか、政府の把握するところを、その原因とともにお示し願いたい。
三 本年七月三日に山際コロナ担当大臣は、「野党の人からくる話は、政府は何一つ聞かない」と述べたとのことだがそれは事実か。
 具体的にはどのような意味なのか。
 この発言はまだ撤回されていない。撤回すべきと考えるが、岸田内閣の見解を問う。
 これまでコロナ対策において国会質疑はじめ数々の要請を野党は山際コロナ担当大臣に行ってきたが、発言の通りだとすれば何一つ聞かなかったということになり、コロナ担当大臣失格と言わざるを得ない。大臣を辞職すべきと考えるが、岸田内閣の見解を問う。

 右質問する。

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