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令和四年十二月六日提出
質問第六二号

行き場を失った少年少女に対する真摯な取組みに関する質問主意書

提出者  松原 仁




行き場を失った少年少女に対する真摯な取組みに関する質問主意書


 日本放送協会(以下「NHK」という)は、令和四年二月二十二日「「トー横キッズ」〜居場所なき子どもたちの声〜」と題する放映を行った。同放映の中では、行き場を失ったのではないかと思われる少年少女が歌舞伎町の特定エリアに集まっている現状が放映されていた。
 まだ自分自身で判断する能力が十分備わっていない若者が、繁華街で犯罪に巻き込まれたり、大人に利用されている現状は、放置できる問題ではない。
 少子化問題は、日本の国力を左右する大きな問題の一つである。少子化が問題となっている日本において、多数の行き場を失った少年少女を放置している現状は、大きな問題であり、将来的な社会的費用の増加につながる可能性がある。少年少女が行き場を失うのは、家庭の問題なのか、教育の問題なのか、その両方に問題があるか、本質的解決に向けて問題を掘り下げる必要がある。
 そこで、次のとおり質問する。

一 東京都新宿区歌舞伎町に所在する特定のビル近辺に集まっている若者に対して、補導を強化することで対処しているという報道もなされていたが、補導を強化するだけでは、一時的に当該特定の場所に集まる若者が減るだけで、危険とされる地域であったとしても、その場所にしか行き場を見出しえないという若者を減らすという本質的解決につながらないと考えるが、政府として如何。
二 前項の問題は、子供の健全な発達を阻害する要因がどこにあるかを明らかにする上で、有益な研究対象であり、政府として、補導を前提とせず、前項の特定地域に集う若者が何故、そのような行動に至ったかを広く調査すべきと考えるが、政府として如何。
三 政府として、前項の調査が検討対象とならないのであれば、第一項の補導を強化する以外に、第一項の問題を解決する手立てを考えているのか明らかにされたい。

 右質問する。

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