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令和五年十一月十三日提出質問第四〇号
陸上自衛隊における銃剣道の位置づけに関する質問主意書
提出者 原口一博
陸上自衛隊における銃剣道の位置づけに関する質問主意書
銃剣道という武術がある。剣道のような防具をつけて竹刀の代わりに木製の銃で突き合う競技である。
陸上自衛隊では銃剣道に比重が置かれすぎているという指摘は、複数の陸上自衛隊OBや軍事ジャーナリストからなされている。
そういった指摘の中には、@部隊長の人事評価において、銃剣道の競技会におけるその部隊の成績が考慮される、A部隊長が、隊員に対し、勤務時間中に銃剣道の競技会の練習をさせる事例が多々存在する、というものもある。
一 現代の戦争において、銃剣による白兵戦の可能性は極めて低いと考えるが、政府にその認識はあるか。
二 陸上自衛隊における正規の訓練において、銃剣道は優先度を相当低くすべきと考えるが、政府にその認識はあるか。
三 前掲指摘@のような事実はあるか。仮にあるとするならば、部隊長の人事評価においてその部隊の競技会における銃剣道の成績は評価対象から外すべきと考えるが、どうか。
四 前掲指摘Aのような事実はあるか。仮にあるとするならば、このようなことは全廃した上、今後このようなことをした部隊長は、人事評価上不利になるようにすべきと考えるが、どうか。
右質問する。