質問本文情報
令和六年六月五日提出質問第一二二号
自動車メーカーの認証試験不正に関する質問主意書
提出者 長妻 昭
自動車メーカーの認証試験不正に関する質問主意書
令和六年六月、自動車メーカーの型式認証試験の不正が発覚した。
一 この不正が原因の一つとなって、事故等が起こったケース、又は事故による被害が拡大したケースはあったのか否か、また、それを内閣として調査する予定はあるか。予定があれば結果はいつごろを目途に出るのか。
二 内閣は繰り返される不正の原因や背景にどのようなものがあると認識しているのか。
三 令和六年六月三日、不正発覚を受けて、トヨタ自動車会長が記者会見を行った。その中で、会長から以下の発言があった。
「認証というのはあくまでも量産していいかというルールで普通で考えますと量産するためにはスペックのいろんな仕様数を全部ですね、試作車を全部作って全部を試験する、ということになると思います。でもそれは現実ですね、それはやるべきなのかもしれませんが現実不可能だと思います。それで当局と一緒になってですね、一緒になってどの代表選手にどういう試験をすればいいですよね、というネゴシエーションをしながら決めていくわけですが、その段階において、これは厳しいのでやったんだからよかったよね、というのがちょっと現場で判断されてしまった。ですけど、使っておられる方にはどうですかというとそれは安全です。安心安全は担保されております。」
この中で特に、当局と一緒になってどういう試験をすればいいのかというネゴシエーションをしながら決める、との趣旨の発言について、お尋ねする。
1 当局はどのようなネゴシエーションをしていたのか、具体的に詳細をお示し願いたい。
2 当局と一緒になったネゴシエーションの中で、どういう試験をすればいいのかを決めたとのことだが、どんな試験が決まったのか、具体的に詳細をお示し願いたい。
3 それは不正の試験との疑いを持たれる懸念があるような試験だったのか、また、不正との疑いを持たれるような試験を示唆するものであったのか。内閣の見解を問う。
右質問する。