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令和六年六月十二日提出
質問第一四三号

太陽光発電所建設に係る景観に関する質問主意書

提出者  馬場雄基




太陽光発電所建設に係る景観に関する質問主意書


 太陽光発電は脱炭素社会実現に向けた重要な要素であり、発電コストのさらなる低下のために、多くの事業者の参入が求められているが、一方で、大規模太陽光発電所(いわゆる「メガソーラー」。)の建設による自然環境破壊や、土砂災害の発生などの問題も発生している。先般も、福島県福島市にある百名山の一つ吾妻山に建設中の大規模太陽光発電所による景観破壊が、新聞紙上で大きく報道されたところである。このケースでは、環境アセスメントにおいて、経済産業省が「景観への影響は、実行可能な範囲内で低減が図られていると考えられる」と評価し、その後の県による林地開発許可手続においては、景観は許可要件に含まれなかった。その結果、現時点ではJR福島駅新幹線ホームから地肌がむき出しになった造成地があらわになっている状況をはっきりと視認できる状態になっている。吾妻山の大規模太陽光発電所建設の経緯について、環境省、経済産業省、林野庁から受けた説明を総合すると、大規模太陽光発電所建設における環境アセスメントに景観の要素は入っているものの、実態としては、残置森林の割合が基準を満し、稜線に影響を与えなければ現行法上は特に問題なく、それ以上の規制は、景観法に基づいて、地方自治体の条例や計画を定めるしかない、とのことである。そこで、以下、質問する。

一 「景観」という用語は、景観法をはじめ、法令上も多数用いられているが、「景観」の法律上の定義は何か。
二 山林における大規模太陽光発電所建設に際して、現行の関係法令によって、自然景観を守ることができると考えるか。政府の所見を問う。
 
 右質問する。

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