質問本文情報
令和六年六月十八日提出質問第一九七号
子どもの近視及びデジタル依存への対策に関する質問主意書
提出者 酒井なつみ
子どもの近視及びデジタル依存への対策に関する質問主意書
子どもの健康課題として近視及びデジタル(インターネットやゲームなど)依存が急増している。
近視の発症予防に関しては、近年、屋外での活動がこどもの近視の発症の抑制、進行の遅延につながるという研究結果が多数報告されている。日本と同様の課題を抱えている他国のうち、屋外活動を近視予防のために取り入れ、近視の発症・進行抑制に実績を上げている国もある。
また、デジタルデバイスの普及率が非常に高く、幼少期から使用する子どもが増えていることに伴い、デジタル依存やスマートフォン中毒、健康上などの問題も多く指摘されている。デジタル技術を適切に理解し、安全に利用するための能力を養う教育を進めると共に、依存症発症予防及び治療について、より一層の対策が求められており、政府として対策を強化するべきと考え、以下質問する。
一 子どもの健康課題のうち、近視及びデジタル依存の現状と、その影響について調査しているか。調査しているのであれば、認識を答えられたい。
二 それぞれの対策に要する現在の予算と執行率はどうか。また、現行の取組によって予防効果はあるか。効果のわかる調査結果があれば示されたい。
三 他国の先進的な取組(近視予防の場合であれば、法律改正や計画・目標の設定、予防プログラムの実施や屋外活動の推進など。デジタル依存の場合であれば、依存度診断のスケール(尺度)策定、カウンセリングや相談窓口体制の整備・強化、合宿等を取り入れた治療など)も参考に、予算措置を含めた対策を強化するべきと考えるが、見解を示されたい。
右質問する。