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令和七年六月十二日提出
質問第二六〇号

政府の人口減少対策に関する質問主意書

提出者  落合貴之




政府の人口減少対策に関する質問主意書


 我が国の人口は平成十六年十二月の一億二千七百八十四万人をピークに一貫して減少してきている。また、直近発表された令和六年の出生数は過去最低の六十八万人強と、令和五年より四万人以上も減少し、人口減少傾向に拍車がかかっている。
 一方で、石破総理は、第二百十七回国会における施政方針演説では、社会保障との関係においてのみ少子高齢化や少子化対策に言及しているにとどまり、これまでと比べて政権としての姿勢が後退したかのようである。また、人口減少についても、地方創生との関連で「人口減少下においては」と述べ、人口が減少することがまるで前提であるかのようになっていると考える。
 さらに、令和七年五月二十七日に財政制度等審議会から財務大臣に手交された建議、激動の世界を見据えたあるべき財政運営においては、「人口減少と少子高齢化は、今後も我が国が避けることのできない構造的な課題である。」とする等、人口減少を所与のものと考え、人口を再び増加させる対策を講じる姿勢が見えてこないと考える。同年六月六日に経済財政諮問会議において示された、経済財政運営と改革の基本方針二〇二五の原案においても同様である。
 そこで、以下質問する。

一 政府は、我が国の人口減少、少子化の原因は何であると分析し、整理しているのか教示されたい。
二 財政制度等審議会の建議等において、人口減少は避けることができない等としているのは、人口減少を所与のものとして位置付け、再び人口を増やすための措置を講じるつもりがないという、政府の考え方を示したものであると解してよろしいか。
三 政府は、我が国の人口を再び増加に転じさせる少子化対策として何が必要であると考えているのか、教示されたい。

 右質問する。

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