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令和七年六月十三日提出
質問第二六九号

出入国在留管理庁における在留審査体制に関する質問主意書

提出者  青柳陽一郎




出入国在留管理庁における在留審査体制に関する質問主意書


 近年、我が国に在留する外国人の数は、コロナ禍の一時期を除き年々増加しており、令和六年末現在で約三百七十七万人と過去最高を更新し、過去十年で約百六十五万人増加している。このような状況を踏まえると、出入国在留管理庁における在留審査体制を充実させることは喫緊の課題であると考える。出入国在留管理庁が在留手続のオンライン化を進めていることは承知しているが、外国人が抱える事情は千差万別であるため、たとえオンライン申請が可能であっても、申請に先立ち、まずは地方出入国在留管理局の相談窓口や電話で、直接入管職員に相談したいという申請者は多いと思われる。しかしながら、現状、相談窓口の混雑が常態化・深刻化し、電話についても極めて繋がりにくい状況となっていると聞く。また、申請の結果の連絡等も遅延しており、これから我が国に入国・在留しようとする外国人や、在留期間の更新や在留資格の変更をしようとする在留外国人は大変不便を感じていると考える。そこで、以下質問する。

一 相談窓口や電話が混雑している現状に鑑み、出入国在留管理庁は、一般的な手続に関する問合せや相談だけではなく、個別具体的な申請に関する相談についても電子メールでの受付が可能な体制を整備すべきであると考えるが、現在そのような対応を実施していない理由は何か。
二 出入国在留管理庁は、地方出入国在留管理局の電話相談窓口における一日当たりの問合せ件数等、その混雑の実態を具体的に把握しているのか。把握していないのであれば、まずは現状を適切に把握した上で、人員拡充等の改善を図る必要があると考えるが、政府の見解を問う。
三 地方出入国在留管理局の窓口で申請を行った後に追加書類の提出が必要となった場合、申請者に対するその旨の連絡が、電子メールや電話ではなく、手間も費用も時間も余計にかかる郵送で行われていると聞く。
 1 郵送で行われる理由は何か。
 2 オンライン申請を行った場合は、そうした連絡も電子メールで行われている状況を踏まえると、窓口対応の場合も同様に電子メールで行うべきではないかと考えるが、政府の見解を問う。
四 相談窓口や電話の混雑を軽減するため、現在出入国在留管理庁のウェブサイトで公開されているFAQについて充実を図り、いわゆるAIチャットボットの活用等により個別の問合せにも一定程度対応できるようにすべきではないかと考えるが、政府の見解を問う。

 右質問する。

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