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令和七年六月十三日提出
質問第二八〇号

沖縄・地域安全パトロール事業に関する質問主意書

提出者  屋良朝博




沖縄・地域安全パトロール事業に関する質問主意書


 二〇一六年度に事業開始となった沖縄・地域安全パトロール事業(以下「青パト」という。)は、沖縄県における犯罪抑止策として沖縄県民の安全・安心を確保することを目的として今年度も継続事業として執行されている。沖縄県内では米軍基地に起因する事件・事故が発生するたびに、多くの議会や自治体は厳重な抗議及び要請を行ってきたところであるが、一向に改善されず、事件・事故が繰り返される状況が続いていると承知している。
 これらを踏まえ、以下政府に対し質問する。

一 青パトの巡回について、沖縄県民からは、走行しているが、効果があるのかわからないとの指摘があると承知している。政府は県民の指摘に対して、どのように成果を周知しているのか、見解を伺いたい。
二 二〇二〇年三月十三日の質問(以下、「九六号の質問」という。)への答弁書(内閣衆質二〇一第九六号)において、運行状況について、「一日につき車両百台で、一台当たり二名が乗車し、一日当たりの総人員数は二百名であり、平日、休日の別を問わず、毎日午後七時から午後十時まで及び午後十一時から翌日午前五時までの時間帯で実施している。」と答弁した。二〇二〇年以降、車両は何台で運用しており、延べ何人が携わってきたか、取りまとめているのであれば、各年度ごとにそれぞれ可能な限り詳細を示されたい。
三 いまだに米兵による事件が続いているが、青パトの運用は不断の見直しをしているか。見直しているのであれば、各年度の具体的な見直し内容をそれぞれ可能な限り明らかにされたい。
四 九六号の質問において、二〇一八年度までの各年度における予算額、執行額及び執行率が示されている。二〇一九年度より今年度までの各年度の予算額、執行額及び執行率それぞれを可能な限り示されたい。
五 緊急防犯パトロール事業開始から現在にかけて、パトロール隊から警察への通報及びそのうち米軍関係者(米軍の構成員若しくは軍属又はそれらの家族をいう。以下同じ。)による事件・事故に係る警察への通報それぞれについて、各年度の@総件数、A通報件数の多い順に通報の内容及びその内容の通報件数を@で除して算出した割合並びに被疑者の逮捕に至った件数について、取りまとめているのであれば、それぞれ可能な限り明らかにされたい。
六 緊急防犯パトロール事業開始から現在にかけて、通報に至らない声かけの件数及び事件事故を予防した件数について、取りまとめているのであれば、事業開始から現在まで、それぞれ年度ごとに示されたい。
七 緊急防犯パトロールは警察への通報を企図していると認識している。
 1 警察以外の者(防衛省、沖縄防衛局、在日米軍等)に対する通報を行うことはあるのか、政府の見解を伺いたい。
 2 警察以外の者に通報した事例について、主なものをいくつか示されたい。
 
 右質問する。

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