答弁本文情報
平成十八年十月二十日受領答弁第六八号
内閣衆質一六五第六八号
平成十八年十月二十日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出北朝鮮の核開発能力に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出北朝鮮の核開発能力に関する質問に対する答弁書
一について
外務省として、御指摘の報道は承知している。
御指摘の報道で言及された米国大統領報道官の発言は、その速記録が米国大統領府ウェブサイト上に掲載されており、これによれば、「分析官は非常に慎重に検討を行っている。彼らは事実を過大評価しないようにしたいと希望しており、検証を続けている。」、「寧辺が二年前に再稼働して以後、現在までに、北朝鮮が追加的な核兵器を製造するに足りる能力を有するに至ったのか否かという技術的な疑問を持たざるを得ない。」、「現時点では、米国政府は外交による解決を目指している。」等と述べているものと承知している。
お尋ねの北朝鮮の核開発能力については、北朝鮮が極めて閉鎖的な体制をとっていることもあり、断定的なことは申し上げられないが、一連の北朝鮮の言動を考えれば、既に核兵器計画が相当に進んでいる可能性を排除することはできないものと認識している。