答弁本文情報
平成十九年八月十五日受領答弁第一〇号
内閣衆質一六七第一〇号
平成十九年八月十五日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出外務省のホームページに掲載されている「北朝鮮側『備忘録』について」に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出外務省のホームページに掲載されている「北朝鮮側『備忘録』について」に関する質問に対する答弁書
一について
鑑定を行った機関の名称は、帝京大学及び科学警察研究所であるが、鑑定を実施した責任者の氏名を明らかにすることは、当事者に対し不当な圧力がかかるおそれがあることから、答弁を差し控えたい。
御指摘の鑑定結果については、平成十六年十二月十四日の参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会において、村田国家公安委員会委員長(当時)が説明するなど、既に公表されているところである。なお、その内容については、国会の議事録において確認できるものと承知している。
御指摘の文書に対しては、平成十七年二月二十四日、北朝鮮側から、日本側の反論は「絶対に受け入れられない」などとする反応が示された。
御指摘の「北朝鮮の備忘録」が示された当時、御指摘の者は、外務省アジア大洋州局北東アジア課長の職にはなかった。いずれにせよ、外務省として必要な反論を行い、我が国の立場を明確にしているところである。