答弁本文情報
平成二十年十二月二十四日受領答弁第三四九号
内閣衆質一七〇第三四九号
平成二十年十二月二十四日
内閣総理大臣 麻生太郎
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出パキスタンで「核開発の父」と英雄視されている科学者の来日及び我が国での核部品調達に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出パキスタンで「核開発の父」と英雄視されている科学者の来日及び我が国での核部品調達に関する質問に対する答弁書
一について
パキスタンの核科学者であるアブドゥル・カディル・カーン博士は、二千四年二月、パキスタンからの核関連技術の国外流出に関与していたことを明らかにしたものと承知している。我が国としては、いかなる形であれ、パキスタンから核関連技術の流出があったことは、国際的な平和と安定、核不拡散体制を損なうもので極めて遺憾であり、今後ともこのようなことはあってはならないと考える。我が国は、引き続きパキスタン政府に対して、輸出管理など核関連技術の拡散防止に一層厳格に取り組み、再発を防止するよう強く要請していく考えである。
御指摘の報道については承知しているが、現時点では、その報道内容の事実関係について確認されておらず、お尋ねについてお答えすることは困難である。